母乳が詰まる原因や症状

母乳育児に付き物のおっぱいトラブル

母乳を上げているママに多いトラブルが母乳の詰まりです。
生後6か月までの赤ちゃんに授乳しているママに多く見られる症状で、授乳中に乳房がチクチク痛んだり、乳房が重い、熱を持っていて痛い、しこりができているなどの症状があります。
この状態の時に正しい処置をしていればひどくなることはありませんが、放っておくと乳腺炎になり炎症を起こしてしまいます。
ちょっとしたしこりでも痛みはあるし、乳房がびっくりするほどパンパンに張ってしまい硬くなると発熱を伴うこともあります。

 

母乳の詰まり、話にはきいていましたが想像以上に痛い!
ずーっと痛みと違和感が乳房にある感じが続くのでなかなかしんどいんです。

 

ママの食べ物にも原因が?

脂っこい食べ物は母乳が詰まりやすい?!

ママの食べたものによって母乳の質や味が変わる、というのはよく聞く話なのですが、世界母乳医学学会の乳腺炎のプロトコルによると、「特定の食べ物が人間の乳腺炎のリスクであるというエビデンスはない」とあるんです!

 

つまり、「脂っぽいものを食べると母乳がドロドロになって詰まる」「甘いものを食べ過ぎると詰まる」という、産後のママに対する呪縛のような事は実証されていないってわけです。
では一体何が原因かというと、とにかく「母乳が詰まること」で、その原因として「赤ちゃんの飲み残し」「授乳間隔が長くなってしまったこと」「ママの疲労やストレス」「母乳の過剰生産」などが挙げられています。

 

とはいえ、今でも助産師さんたちは食事に気をつかうべき!という方が多いんですよね。
母乳の質というよりは、ママの体調管理の一環としてとらえた方がよさそうです。

 

授乳の体勢が原因?

授乳の体勢は色々試してみよう!

乳腺炎や母乳の詰まりの原因のひとつに、赤ちゃんへの母乳の飲ませ方があるといわれています。

 

実は乳首は蛇口のように一か所から母乳がでるのではなく、シャワーのようにいくつも乳腺があるんです。
毎回の授乳で赤ちゃんに両方のおっぱいを飲ませなかったり、赤ちゃんがずっと同じ姿勢で飲んでたりすると、同じ乳腺からばかり飲んでしまい、一部の乳腺などが詰まりやすくなります。

 

生まれて間もない赤ちゃんはおっぱいを飲む力が弱いのでうまく吸えないため要注意ですが、授乳が軌道に乗っても油断は禁物です。
私は「ながら授乳」や「添い乳」で詰まりました・・・。

 

白斑とは

こうした原因から母乳が詰まってくると乳房の先に白い白斑ができ、乳管を防いでしまいます。
こうなると完全に母乳が詰まっている状態(うつ乳とも言います)で、乳腺炎になる可能性がありますので処置が必要です。

 

授乳期間中に乳首の先に白い塊のようなものがあったことはありませんか?
これが白斑と言い、母乳が出る乳管を塞いでしまっています。

 

白斑ができ、乳管がつまると授乳の時に痛みが伴いますし、詰まっているからと白斑を無理に取ると傷ができ細菌に感染することもあります。
細菌に感染すると乳腺が炎症を起こして乳腺炎になる可能性もありますので白斑ができないように予防することが大切です。

 

自分で頑張って絞って、詰まっているところをポン!と栓をぬくようにする、という人もいると思いますが、もし近くに助産院や母乳外来があったらそちらに行く方が安心ですよ。

 

乳腺炎の原因や症状について

母乳が詰まって、症状が悪化すると乳腺炎になります。
乳腺炎になるととにかく乳房が痛いですし、炎症を起こしていますので熱を持ちますから38度以上の発熱を伴うこともあります。
また、乳房を押すと痛みもありますし頭痛や関節痛などの症状も出てきます。

 

乳腺炎の時の抱っこはツライ

軽い症状では、赤ちゃんを抱っこすると胸が痛い、腕を上にあげると胸が痛いという場合も乳腺炎になっている可能性があります。

 

乳腺炎になる原因は、先ほどお話しました母乳の詰まりがほとんどですが、細菌感染による乳腺炎もあります。
また、授乳中はママの免疫力や体力も落ちますので免疫力が落ちると乳腺炎にかかりやすくなりますし、食べ物などで血液がキレイな状態でない場合も最近に感染しやすくなりますので、適度な運動や栄養バランスの摂れた食事、しっかりと睡眠をとることを心がけることが大切です。

 

母乳外来や助産院でのおっぱいケア

出産した病院に限らず、おっぱいケアということで母乳外来や、おっぱいケア専門の外来を設けている病院や助産院があります。
定期的に受けなきゃいけない!というものはではありませんが、授乳に関する様々な悩みを聞いてもらえます。

 

母乳が出にくくなってきた時に助産師さんが母乳マッサージをしてくれたり、詰まりやすい乳腺のケア方法をおしえてもらえることも。

 

そして単に母乳を出やすくするだけではなく断乳や卒乳の仕方を教えてくれる場でもあります。
多くのママが悩む断乳や卒乳の相談にも乗ってもらえます。

 

母乳の詰まり、乳腺炎を防ぐには

縦抱っこでの授乳なども効果的

母乳の詰まりや乳腺炎を防ぐには、母乳が詰まらないように赤ちゃんにきちんと母乳を飲んでもらうことです。
毎回左右両方のおっぱいを飲んでもらうことと、赤ちゃんに授乳する時の体勢などに注意しましょう。

 

私も詰まった時はひたすら子供に吸ってもらいました。
が、吸い始めは力強くていいんですが、だんだん眠くなってフニャフニャになっちゃうんですよね・・・。
某掃除機のように、吸引力の衰えない赤ちゃんに吸ってもらいたい!と思ったことも(笑)

 

赤ちゃんが眠ってしまったものの、その後マッサージで詰まっていた乳腺が開通(?)した時はホッとしたものです。

 

左右飲めない子の場合は短時間の授乳で勝負!

授乳する時に、左右のおっぱいをなかなか飲ませることができないという場合は、両方飲ませることができるように片方ずつの授乳時間を短くすると良いでしょう。
新生児の時はおっぱいを吸う力が弱いので、左右10分ずつと言われることが多いのですが、5分ずつで反対を飲ませるようにするとよいかもしれません。

 

私も夜中片方の授乳で赤ちゃんが寝てしまい、そのまま自分も眠ってしまったら張りすぎたおっぱいの痛みで目が覚めたことも。
かわいそうでしたが、赤ちゃんが寝そうになったら抱っこをやめて布団に置いてみたり、オムツを替えてして寝かさないようにしていました。

 

たっぷり時間をかけて飲んでくれるのに詰まってしまう場合は「横抱き」「立て抱き」など授乳する角度を色々変えてみるとよいでしょう。
色々な角度から授乳することでしこりができるのを防ぎ乳腺炎の予防にもなるし、ママにとっても新鮮です(笑)

 

体力が落ちていると母乳の詰まりや乳腺炎も余計にしんどいので、しっかり栄養補給して授乳、育児に臨みましょう!